選ばれる3つの理由

一、将来の安全・安心も考えた耐震性の高い施工

代表取締役 川野貴由

[ダイジェストビデオ]
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耐震用金具による標準施工と
熟練の職人による雨漏りを防ぐ配慮

安蔵瓦工業と他社との違いは、雨漏りをさせない、かつ耐久性の高い施工ということです。補修工事に関しては、雨漏りというのは一番見つけにくいところです。それは、年間100件近くの多くの件数を見ていることや、経験から分かることです。今まで通算1000件以上の雨漏りの現場を見ています。その経験と勘で見極めることが出来ます。

一番典型的なパターンは、表面的には何でもないように見えるものの、内部の劣化があるというパターンです。瓦というのは、その下部に防水層があって、その劣化が雨漏りの一番多い原因です。なので、瓦の表面上何でもないのに雨漏りするお宅は、その原因が考えられます。早いところでは築10年で雨漏りするところもあります。遅いところでは20年と個体差がかなりあります。その差はあっても、内部の劣化というのが一番多いです。

その次に多いのは、施工不良です。瓦を加工するときに、小さく切ったりすることがあります。その納め方が良くないということです。1センチ短くても、1センチ長くても雨漏りの原因の一つになります。たかが1センチですが、雨漏りに関しては重要なポイントです。施工不良は7割方それが原因です。100パーセントとはいかなくても、可能な限り理想の形状に近づけることが大事です。7割を8割にする努力をすることが求められますし、それが技術力の差になってきます。現場では、荒っぽくやっているように見えますが、かなり繊細な作業なのです。

あとは、職人さんの実力の差が挙げられます。見えるところをきれいに仕上げるのは当然ですが、見えないところをどれだけ考えながらやるかが一番大事です。屋根には棟というのがあって、それが一番頂点のところになります。そこの内部の構造が一番のポイントです。雨は必ず、高いところから低いところに流れますから、棟のところの瓦は勾配をとってやる必要があるわけです。それを勾配をとらずにやってしまったり、年数経過による中の粘土の縮みを計算に入れないと問題が起きるわけです。引渡しのときはきれいでも、1年後、2年後のことを考えずに施工すると、何かしら不具合が出てきたりします。本当の収まりというのは、1年後2年後に、粘土が縮んだときの収まりなわけです。

また、当社では耐震性の強い施工をしています。次に大きな地震が来ても耐えられる施工をしています。耐震用金具を棟の中に入れて強度を増していますが、これにより耐震性だけでなく、耐風性も高めることができます。耐震用金具を入れて施工することが当社の標準であり、これにより台風がきても、瓦が飛ばされたり、ずれたりしないようになっています。日本の瓦施工の歴史は、防災によっていろいろと進化してきました。昔は、瓦は高級品でしたが、その理由は防火性に優れていたからです。江戸時代に、江戸の大火などのときに飛び火を防ぐのが瓦でした。そのような歴史の積み重ねで、瓦は進化を遂げてきたのです。瓦は断熱性に優れていて、通気性もいいため、木造建築に関しては、瓦にすることで、風を通し通気層ができ、中のものにも優しい構造になっています。阪神淡路以降には、ハイブリット瓦という従来の瓦の5分の1ほどの重さしかない防水の層もきちんとした軽量の瓦も出てきています。